院長ブログの記事一覧
インフルエンザが流行の兆し。歯磨きで予防しよう!
投稿日:2014年12月10日
カテゴリ:院長ブログ
インフルエンザが全国的に、流行り始めているようです。
予防するには、うがいや手洗い、予防接種などが一般的ですが、歯磨きでも予防ができるようです。
2009年から2010年のインフルエンザ流行時に、杉並区の小学校で洗面台を増やし、歯磨き促進運動をおこなったところ、インフルエンザによる学級閉鎖は半分近くまで減少したとのことです。
インフルエンザウイルスは気道の粘膜に付着して増殖します。 粘膜にはタンパク質の覆いがあるので、通常はウイルスを簡単には付着しないようになっていますが、口腔内にある プロテアーゼという酵素はこのタンパク質を破壊し、ウイルスが侵入する糸口を作ってしまうのです。この酵素は口腔内の細菌が作り出します。酵素を発生させないように、しっかりと歯磨きすることが、インフルエンザの予防につながるということです。
スポーツマウスピース
投稿日:2014年12月3日
カテゴリ:院長ブログ
今回は、「スポーツマウスピース」についてお話しさせていただきます。
スポーツマウスピースは、アメリカンフットボール、アイスホッケー、ラグビー、ボクシング、空手などのスポーツで広く使われています。私自身も、学生時代アイスホッケーをプレーする際、スポーツマウスピースを装着していました。
スポーツマウスピースを使用することによって、
・歯や頭部への衝撃の緩和
・口の中の外傷の予防
・運動能力の向上
などの効果が期待できます。
スポーツ用品店などで販売され、自分で製作するタイプのマウスピースもあるようですが、外れやすかったり、かみ合わせがずれていたりで、いざという時に機能するかどうか不安な面も多くあります。歯科医院で、歯型を取り、ぴったりと合うマウスピースの作製をお勧めします。
もしも強い衝撃で、歯が欠けたり、抜けてしまったりしたら・・・
失ってしまった歯は、二度と戻ってきません。
スポーツマウスピースを装着して、もしもの時の危険を最小限にとどめるようにしましょう。
ホワイトニングで明眸皓歯
投稿日:2014年11月26日
カテゴリ:院長ブログ
明眸皓歯「めいぼうこうし」と読みます。
明るく澄んだ目と、白く美しい歯をとりあげて、美人のたとえに使われます。
中国の有名な詩人、杜甫が作った詩の中の言葉で、美人であったけれども、38才で悲しい死を遂げた楊貴妃を しのんだ言葉のようです。
やはり、昔も今も白く輝く歯は、とても魅力的です。
当院におきましても、着色の除去やオフィスホワイトニング、ホームホワイトニングを実施しております。
興味をお持ちの方は、是非ご相談ください。
歯のクリーニングは保険で出来る?
投稿日:2014年11月20日
カテゴリ:院長ブログ
健康保険は疾病保険ですので、病気やケガに対して給付をするものであり、何もないときにクリーニングを給付する仕組みはありません。
つまり、現在の保険の仕組みでは、「悪くならなければ」保険では給付されないのです。
ただ、それぞれの歯科医院の考え方の違いにより、「歯周病の疑い」「むし歯の疑い」があるとして保険を適用している事もあります。このため、保険で出来るケースと出来ないケースがあるのが現状です。
海外では、歯の病気に関しては、自己責任であるとの考え方が多く、歯科治療に保険が使えない国がほとんどです。
病気が目立たない早い段階で予防的な処置をしなければ、治療しても治療しても、新たに病気が出来たり、再発を繰り返すという悪循環になってしまいます。虫歯も歯周病も細菌が引き起こす病気なので、機械的にバイオフィルムを破壊し、除去することが予防歯科であり、もっとも基本的な処置となります。
歯のクリーニングは、ただの歯のお掃除ではなく、バイオフィルムの破壊と除去を目的とし、歯科治療の再発防止において、定期的に行うことがとても重要で、推奨されています。
保険で出来るけど・・・
投稿日:2014年11月13日
カテゴリ:院長ブログ
世界中を探しても、入れ歯が保険で出来る国はあまりありません。
先進国では、ドイツと日本が保険で出来るようですが、ドイツでは約半額が自己負担。
日本では、3割が自己負担で、あとの7割が公費負担となっています。
アメリカでは貧困者と高齢者は、公費の保険で歯科治療を受けることが出来ますが、ほとんどが悪い歯を抜いたら、それで終わりです。入れ歯までなかなかカバー出来ていません。日本のような保険制度がない為、自己破産理由の第一位はなんと「医療費の支払い」であり、自己破産の原因の約半数を占めているとか。
日本に生まれ育ち、いくら「保険で治療が出来る」からといって、トラブルが起きるまで放っておき、正しい歯磨きやメンテナンスを行わないと、詰め物がかぶせ物になり、神経を取り、やがて抜歯、そして入れ歯・・・
入れ歯ではなく、ご自身の歯で一生噛めることが、大切です。
「フロス」が大事
投稿日:2014年11月6日
カテゴリ:院長ブログ
日本人の感覚ですと、歯磨きというのは歯ブラシを使って行うものと認識されている方が多いと思います。
アメリカでは、歯磨きというと、歯ブラシを使ったブラッシング+フロスが常識です。子供の歯が生えそろう前から、フロスを使用して、食べかすや歯垢を除去し、歯茎のマッサージをしています。
歯の治療をしていて、感じることは、日本人には歯と歯の間の虫歯が多いことです。
フロスをしていれば、予防ができるので、フロスを習慣化しましょう。
歯医者に行くと、まず歯磨き指導されるのは・・・
投稿日:2014年10月30日
カテゴリ:院長ブログ
歯や歯茎が痛くなってから、歯医者へ行くという方がほとんどだと思います。
そして、歯医者に行くと、歯ブラシの練習をしたり、歯石を取ったりして、気になるところの治療がなかなか進まない、なんてことがよくありますね。
歯や歯茎が痛くなってから、歯医者へ行くというのは、普段から歯磨きがうまく出来ていないので、そのような状態が起こってしまう事が多いです。
歯茎が腫れている状態で治療をすると、麻酔が効きづらかったり、うまく詰めものを入れる事が出来なくなってしまいます。
なので、歯科治療では、まず歯磨き指導、歯石取りをして、歯茎を元の引き締まった状態に戻すというのがとても大切です。
これらを行って、良い状態になってから、虫歯や気になるところの治療に入るということになります。
一度治療した歯が末永く機能するよう、そして予防に力を入れている歯医者ほど、歯磨き指導に時間を掛けているのです。
体が丈夫で、頭が良い子に・・・ その2
投稿日:2014年10月23日
カテゴリ:院長ブログ
その1からのつづきです。
研究の結果は、
1、体格検査
実験群は、対照群に比べ、身長、座高、胸囲、体重ともに、最初は差が無かったが、年月が経つに連れ、著しく優れた成長となった。
2、知能検査
対照群では、大きな変化はなかったが、実験群では、3年後に平均知能指数が120となり、極めて優秀な知能指数の上昇が認められた。
3、疲労測定
実験群では、午前と午後の疲労に大きな変化はなかったが、対照群では午後になると、中度、高度の疲労が大部分を占めた。
4、口腔内細菌数と血液像の変化
実験群、対照群ともに大きな差は無かった。
5、衣量及び病気欠席
実験群は対照群に比べ、冬季(1~2月)の衣重は軽かった。
また、病欠日数及び病欠者数は約1/2であった。
口の中の健康や食育が、子供の成長発育に大きな影響を及ぼすという結論です。
これらをしっかり管理出来れば、「体が丈夫で、頭が良い子!!!」
親から子への最高のプレゼントになるのでは!!!
体が丈夫で、頭が良い子に・・・ その1
投稿日:2014年10月18日
カテゴリ:院長ブログ
今から50年以上前、1958年に九州大学の神田三郎先生が「口腔保健指導が児童の体格並びに精神発育に及ぼす影響に関する研究」という論文を発表されました。
この研究は、福岡県の某小学校の4年生を対象に行われました。
研究対象になったのは、4年生464人のうち、虫歯が3本以上ある、歯肉炎がある、全身的な病気がない、体格や学力が中程度であるなどの基準を満たした120人となりました。
その120人を実験群(虫歯や歯肉炎を治し、咀嚼訓練などの生活指導を受けたグループ)と対照群(何もしないグループ)に、60人づつランダムに分けました。
そして、2つの群の体格検査、知能検査、疲労測定、口腔内細菌数と血液像の変化、衣重および病気欠席に関して、3年間調査しました。
結果は、、、
その2へ続く
勉強会
投稿日:2014年10月10日
カテゴリ:院長ブログ
昨日は、月に一度の勉強会の日でした。
診療を終えてから、同窓の仲間で集まっております。
開業している歯科医師もいれば、大学病院に在籍している歯科医師もいます。
私達開業医は、専門的な分野から離れてしまっていますので、各診療科の専門的な技術や知識、最新の治療法など、勉強できる良い機会となっております。
勉強が終わった後は、懇親会。
武蔵小杉にあります創作素材ダイニング「岳」にて
「岳」さん、いつも美味しい料理をありがとうございます。
料理をいただきながら、学生時代の昔話などで、盛り上がっております。
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