歯周病・歯槽膿漏は歯を失う原因 No.1
歯周病は歯を失う原因の第一位であり、歯を失うと物が噛みにくくなってしまいますが、近年の研究によると、「よく噛めること」は、口の健康だけでなく、体全体に良い影響を及ぼすことがわかっています。
つまり口の中の健康を維持することは、将来の体の健康を維持・獲得することにもつながります。
歯周病は、歯肉炎と歯周炎に分けられます
歯周病は進行するにつれて、歯を支える歯肉・歯槽骨などを破壊し、最終的には歯を失ってしまう病気で、症状の軽い歯肉炎と症状の進行した歯周炎(歯槽膿漏)に分けられます。
症状の軽い歯肉炎のうちに治療することが大事
歯肉炎のように、歯肉のみの炎症で留まっているうちは、元の状態に戻ることが見込めます。
しかし、症状が進行し歯周炎になると、歯槽骨が破壊されている為、失った歯槽骨を元に戻すことは出来ません。
歯槽骨が破壊されると、歯肉も痩せ、歯の根の部分が出てきて、歯が伸びたように見えることがあります。
このように、歯周病は、歯周炎に進行してしまう前と後では、ダメージがまったく違ってきますので、どの病気でも同じですが、歯肉炎の段階(症状の軽い段階)で処置することが非常に大切になってきます。
歯周病は自覚症状が出にくい怖ろしい病気
歯周病は、痛みがほとんど出ない病気ですので、自覚症状の出るのが遅い病気です。
「歯ぐきから少し血が出る」、「少し、歯ぐきが腫れているように見える」、「少し歯ぐきが下がった気がする」などが症状ですが、どれもほとんど痛みを感じない場合が多く、違和感にしか感じられないかもしれませんが、確実に進行していきます。
歯周病は、症状の軽いうちの治療がとても大切です。
当院では、患者の皆様がいつまでもご自身の健康な歯で過ごすことができるよう、歯周病の治療に取り組んでおります。その1つとして、PMTCと呼ばれる歯科医院で行う歯のクリーニングがあります。