インプラントで大切な歯を守る
保険診療では、歯を失った時の選択肢が、①ブリッジ(両隣の歯を削り、ひとかたまりの金属をかぶせる方法)、②入れ歯、③何もせず放置の三つが考えられます。
①は両隣の歯を削るデメリットがあります。
②は残った歯にバネをかけて、外れないようにするため、バネのかかる歯が揺れてきてしまったりする。
③は噛みずらいし、両隣の歯が傾いたり、反対側の歯が伸びてしまったりする。
これらの問題に解決する唯一の方法がインプラントです。大切な歯を守る選択肢として、今後、もっと発展していく分野だと考えています。
インプラントは誰でも受けられるわけではありません
- 糖尿病の方は血糖値がコントロールできていないと、インプラント体が生着しない可能性があります。
- 極端な高血圧の方は手術が難しい場合があります。
- 骨が何かしらの理由で吸収している方も受けられない場合があります。
- 歯ブラシが上達しない、歯周病が安定しない場合もインプラント治療を見送ります。
このように、インプラント治療は誰でも受けられるわけではありません。インプラント治療を行う前にこれらの問題を改善したあとの治療となります。
インプラントは、噛めるようになってからが大事
インプラント治療を行ったあとは、メンテナンスに通うことがとても重要となります。
メンテナンスに通うことが出来ず、せっかくうまく行っていたインプラントが抜けてしまう、膿んでしまう、などよく目にします。
しっかり、ブラッシングし、定期的に歯科医院に通っていればと思うと、非常にもったいないです。調子が良いときこそ、歯科医院に通う習慣を大切にしてください。