歯科診療室は、清潔に!

投稿日:2014年12月17日

カテゴリ:院長ブログ

宝塚市国民健康保険診療所の駒井先生が、「室内空気からみた感染リスク」として、次のように書かれています。

『歯科では歯牙の切削や歯石の除去、義歯や金属冠の削合などで微小な粉塵(エアロゾル)が室内に飛散する。その範囲は広く、通常の診療室ならば10分程度で全体に拡散する。』

『これらのエアロゾルは、換気扇は無効で口腔外吸塵装置を使用してはじめて排出できる。また、切削の機会が多い場合では、床や天井、壁に設置できる空気清浄器を併設する必要がある。待合室も、インフルエンザや結核罹患者が来院していることがあり、床や壁、天井に空気清浄器を設置しておくことが望まれる。』

『写真1は、著者が撮影した切削粉塵で、突起をもつ形態の粉塵は気道粘膜を傷つけやすい。』

浮遊粉塵

院内での感染対策として、診療室を個室とし、口腔外吸塵装置および空気清浄器の設置・稼動により、エアロゾルを飛散させないようにすることが大事であると考えております。