ラバーダムって?
投稿日:2014年9月4日
カテゴリ:院長ブログ
ラバーダムという言葉を聞いたことがありますか?
正確にはラバーダム防湿法と言いますが、ゴムのシートに穴を開けて、そこから歯の頭を出して固定する方法です。「ゴムのマスク」といった感じです。
下の写真がラバーダムをつけた写真です。
なぜ、つけるのでしょうか?
唾液には、たくさんのバイ菌がおり、無菌的な処置をしたいのに、唾液が侵入することでそれを邪魔します。
また、口の中は、唾液や吐く息も含めて、水分がたくさん存在します。
それらの水分は、材料が接着するのを阻害します。
海外では、根の治療の専門医が90%以上ラバーダムを使用しているのに対し、日本での普及率は5%以下とも言われています。
ほとんどの歯科医師は、ラバーダムをした方が良いと考えておりますが、保険診療報酬が安価で、さらに手間が掛かるとの問題点がある為、なかなか使用されないようです。
当院では、一度治療した歯が末永く機能するよう、可能な限りラバーダムを行っております。
■ 他の記事を読む■